見守る
発熱した 38度超え
普段ならそれくらいの熱は普通に動けるのに
今回はふらふらと立っている事も辛い
体の細胞から押し込めていた思いが
後から後から湧き上がってくる感じ
いろんな事に後ろめたい思いがあり
ごめんねって細胞から呟きが聞こえる
朦朧としながら
ずっとあの人の事を考えている
自分自身を見つける過程で
きっと辛い思いをするだろう
それを少しでも軽くしてあげたい
それは余計な事でやってはいけない
私も苦しむ姿を見ることに
耐えなければならない
苦しみは扉の鍵になる
その鍵を手にする勇気あるものだけに
開かれる世界がある
私に出来ることは見ていること
その全てを見て 記憶し
ああ 確かにこの人はこうやって生きた!
と見ていること