受容

 

『自分の自由に生きらず

お前は昔と全然変わってないんだな』

 

 

まどろむ意識に かすかに届いた言葉

抵抗も起きなくて

言葉が胸に刺さる

 

ああ そうか

今も昔も私は同じところにいるのか

 

そう思ったら

情けない自分を受け入れたような安堵感と共に

暖かい涙が流れた

 

情けないけど

これが私の現在位置なんだろう

 

目をつぶって走り抜けたつもりが

同じ場所をぐるぐる回ってた

 

私には出来なかったと認めるより

怖いから出来ないと

自分を憐れむ方が楽だった

 

変な力みは少しとれたかな

 

人の言葉を聞けないのも

変に力んだ負けず嫌いゆえ

 

出来ない自分に価値はないと

自分に課した檻